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早指しで必要な1つのこと

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早指しで必要な1つのことについて

早指しで必要なことは何でしょうか?

それは 「 次に指す手がすぐ浮かぶこと 」 です。

オープニングは定跡を知っていれば、ある程度早く指せますが、定跡を知らない局面になったり、ミドルゲームなると、次に指す手がすぐ浮かばなくなります。では、どうすれば次に指す手がすぐ浮かぶようになるでしょうか? それについて、個人的に考えたことを述べていきます。

まず、持ち時間5分以下の短時間ゲームを行う時に、すぐ指すことを意識しながら行います。途中で何を指したら良いか迷ったり、次の手を指すまで時間がかかってしまうこともあると思いますが、とりあえずゲーム終了まで続けます。

ゲームが終わってからトレーニングの始まりです。終了したゲームを初手から1手ずつ見ていきます。最初はコンピューターの分析を見る必要はありません。
1手ごと見る中で、すぐに次の手を指せた局面、すぐに指せなかった局面の2つに分かれます。

すぐに指せた局面は、何故すぐ指せたか考えましょう。
定跡を知っていた
ピースを展開すれば良いと思った
攻撃されたので守った
駒を取られたので取り返した

など、いろいろあると思いますが、すぐ次の手を指せるのはどんな時か、知っておいた方が良いでしょう。

次に、すぐに指せなかった局面について考えます。
何を指せば良いか分からなかった
候補手が多くて迷った
定跡を知らなかった
指し手を考えるのに単純に時間がかかった

など、いろいろあると思います。この、すぐ指せなかった局面が1つの改善ポイントで、この局面はすぐには指せない、という局面もあると思いますが、考え方によっては、すぐ指せるようになる局面もあるでしょう。

何を指せば良いか分からない
良い手が思い浮かばなかった
この場合は、まず候補手を出す練習をするのが良いと思います。
それについては、次回の記事で扱います。

ちなみに、候補手を出す練習であって、候補手から1つの手を選ぶ練習ではありません。

定跡を知らなかった
定跡を知らない局面になった
この場合は、少しずつ定跡を覚えていくのと、定跡を知らなくても、どのような手を指せば良いか、やはり候補手を出す練習をすると良いでしょう。

候補手が多くて迷った
どの手が良いか1つに決めるまで時間がかかった
この場合は、候補手から1つの手を選ぶ練習が有効です。

現時点でオススメの方法は、3つの候補手にしぼり、3つの中から1つを選ぶという方法です。

早指しは、知識や経験、総合力、思考の速さ、なども関わってくるため、とにかく次の手を早く指せば良い、ということではないですが、次に指す手がすぐ浮かぶ、ようになることに越したことはなく、そのための練習が改善に役立つことでしょう。もちろん、タクティクスやエンドゲームの問題を解いたり、定跡を少しずつ覚えていくといった地道な努力も大切ですので、早指しだけにとらわれないようにしましょう。

最後に、参考ゲームで、早く指せた局面、指せなかった局面についてご紹介いたします。

https://lichess.org/study/SsOeyiVE